「障害者権利条約・基本合意・骨格提言の実現めざす基本合意10年全国集会」を開催!
「障害者権利条約・基本合意・骨格提言の実現めざす
基本合意10年全国集会」を開催!
新年明けましておめでとうございます。ただ、本年は年明け早々に、大阪障害者センターの前理事長でもあり、障全協会長の中内福成氏が急にご逝去されました。謹んで哀悼の意を表するとともに、氏の思いをしっかり受け止め、その思いをさらに確実なものとしていくために、センター職員一同努力していく決意です。引き続きご理解のほどよろしくお願いします。
基本合意10年全国集会を開催
昨年末に新年度予算案や様々な提言等のまとめが出される中、新年は年明け早々から、ゴーン容疑者の不法国外逃亡、イラク・アメリカの紛争の激化?、さらに「やまゆり園」事件の植松被告の初公判(8日、判決は3月16日に言い渡される予定)等のなんとも胸騒ぐ事態が続いています。こんな激動の中、1/7、東京参議院議員会館講堂で、「障害者権利条約・基本合意・骨格提言の実現めざす基本合意10年全国集会」が開催されました。
主催は、障害者自立支援法違憲訴訟団(原告・弁護団・基本合意の完全実現をめざす会)
で「障害者自立支援法違憲訴訟の基本合意(2010年1月7日)からの10年間をふり返り、違憲訴訟と基本合意の意義、活動の到達点と今後の方向性について、幅広い参加者とともに問題意識を共有し、確認する。」として開催されました。
【当日のプログラム】
○オープニング「訴訟団の運動を振り返るスライド」上映
O主催者あいさつ 竹下義樹(弁護団長)
司会 斎藤なを子・白井誠一朗(めざす会)
O来賓あいさつ 小椋武夫(全日本ろうあ連盟理事)・連帯あいさつ 香山リカ(精神科医/立教大学教授・訴訟支援呼びかけ人)・その他国会議員では、船後靖彦、木村英子、横沢たかのり、阿部知子、倉林明子、宮本徹議員がつぎつぎあいさつを行いました。
O基調講演 「障害者福祉における基本合意の意義」佐藤久夫(元総合福祉部会長)
O弁護団報告「違憲訴訟・基本合意一定期協議の意義」藤岡 毅(弁護団事務局長) ◇パネルディスカッション「人権訴訟からみえる障害福祉施策の近未来」
・原爆症認定集団訴訟弁護団 石口俊一(弁護団長)
・浅田訴訟弁護団 呉 裕麻(弁護団長)
・優生保護法問被害弁護団 藤木和子(弁護団弁護士)
・自立支援法違憲訴訟(元)原告
家平 悟(東京) 車谷美枝子(兵庫)
DPI日本会議
今村 登
【コーディネーター】・藤井克徳(めざす会世話人)/國府朋江(弁護団弁護士)
○全国集会アピール
○閉会あいさつ 太田修平(めざす会事務局長)
なお、8日には、全国からの元原告の思いを出し合う原告集会が開催されています。
まさに、国際的にもきな臭い情勢下、こうした動きの中で、改めて「人権」とは何かを真に問われる時代の幕開けといってよいかと思います。
様々な動きを冷静に受け止め、一つ一つ取り組んでいくことが大切です。
今後とも適時当該ニュースの配信を行っていきますので、ほんねんもよろしくお願いします