大阪障害者センター 壁ニュース

新型コロナへのメンタルヘルス対策~大阪障害者センターメンタルヘルス検討会が呼びかけ!~

「壁ニュース」テキスト版 2020/05/08

新型コロナ対策「緊急事態宣言」延長にどう対処するか!
~大阪障害者センターメンタルヘルス検討会が呼びかけ!~

 新型コロナウィルスの蔓延の中で、国は「緊急事態宣言」の延長を5/4に決定しました。今後これを受けて、各都道府県の対応が明らかになりつつありますが、いずれにせよ、今後この対策は長期化することが予想されます。
 国の専門家会議は。こうした中「新しい生活様式」の提案などを行い、新型コロナとの共存する社会への転用を呼びかけています。

【「新たな生活様式」とは】 
 専門家会議が呼びかけている「新たな生活様式」とは、以下のようなものです。
■「新しい生活様式」の実践例
(1)一人ひとりの基本的感染対策
■日々の暮らしの感染対策
・外出は、マスクを着用する。遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶ。
・人との間隔は、できるだけ2m (最低1m)空ける。
・会話をする際は、可能な限り対面を避ける。
・家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる。
・手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う(手指消毒業の使用も可)。
※高齢者や特病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には、体調管理をより厳重にする。
■移動に関する感染対策
・感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える。
・帰省や旅行はひかえめに。出張はやむを得ない場合に。
・発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモしたり、スマホの移動履歴をオンにする。
・地域の感染状況に注意する。
(2)日常生活を営む上での基本的生活様式
・まめに手洗い・手指消毒
・咳エチケットの徹底
・こまめに換気
・身体的距離の確保
・「3密」の回避(密集、密接、密閉)
・毎朝家族で体温測定、健康チェック。発熱又は風邪の症状がある場合はムリせず自宅で療養
・屋内や会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用
(3)日常生活の各場面別の生活様式
■買い物
・通販も利用
・1人または少人数ですいた時間に
・電子決済の利用
・計画をたてて素早く済ます
・サンプルなど展示品への接触は控えめに
・レジに並ぶときは、前後にスペース
■娯楽、スポーツ等
・公園はすいた時問、場所を選ぶ
・筋トレやヨガは自宅で動画を活用
・ジョギングは少人数で
・すれ違うときは距離をとるマナー
・予約制を利用してゆったりと
・狭い部屋での長居は無用
・歌や応援は、十分な距離かオンライン
■公共交通機関の利用
・会話は控えめに
・混んでいる時間帯は避けて
・徒歩や自転車利用も併用する
■食事
・持ち帰りや出前、デリバリーも
・屋外空間で気持ちよく
・大皿は避けて、料理は個々に
・対面ではなく横並びで座ろう
・料理に集中、おしゃべりは控えめに
・お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて
■冠婚葬祭などの親族行事
・多人数での会食は避けて
・発熱や風邪の症状がある場合は参加しない
(4)働き方の新しいスタイル
・テレワークやローテーション勤務
・時差通動でゆったりと
・オフィスはひろびろと
・会議はオンライン
・名刺交換はオンライン
・対面での打合せは換気とマスク
※業種ごとの感染拡大予防ガイドラインは、関係団体が別途作成予定

 現在、障害者団体等も含め、様々な緊急要望等が行われることと合わせて、国や自治体でもこうした宣言や自粛要請等への対応や医療・介護、福祉への対策や国民生活への影響に対する対策なども打ち出していますが、まさに「長期化」を受けて、っ今後の見通しがなかななつきにくい中で、不安や混乱がさらに広がっています。

大阪障害者センターメンタルヘルス検討会が緊急の呼びかけ!

 こうした自粛や不安の拡大の中で、もちろん社会生活全般への対応が進むことが求められますが、自粛ストレス等の拡大の中で、様々な分野での「メンタルヘルケア」の必要性も高まっています。

 現在、こうした緊急事態宣言等に対応して、障害当事者・家族を守り、障害福祉現場を守るための緊急要望等が行われ、徐々にそうした申し入れを受けて、国も具体的な対応策を広げ始めていますが、まだまだ全般的対策に振り回されて十分な対応が進んでいるわけではありません。
 また、不安拡大の中で、「新型コロナに伴う検査基準の見直し(37.5度以上四日間等では、急変する患者への対応ではて遅れが生じる等の見方から、今後、見直しが行われ、保健所以外でも医療機関からの養成で検査等が可能となる見通しです。)
 また、「自粛要請の解除に当たっては、国の明確な基準がない中で、「大阪モデル」等都道府県での対応にも格差があり、まだ混とんとした状況は続きそうです。
 こうした中で、「自粛ストレスの増大」や「新型コロナうつ」等のメンタルヘルス対策が求められていますが、大阪障害者センター「障害福祉職場のメンタルヘルス検討会研究者有志」が以下の訴えと、職員向け・当事者家族向けのパンフを配信しました。
 ぜひ積極的な活用をお願いします。

【メンタルヘルス対策資料】
○新型コロナ対策を中心に、事業所職員の皆さんへ~自らと周りの安全・安心の確保とともにメンタルヘルスケアにも配慮を!~
○新型コロナウイルスと障害者福祉現場のメンタルヘルス
○新型コロナウィルス対策で家庭内自粛でお過ごしの皆さんへ
~障害者・家族への安心・安全を高めるために~
○新型コロナウイルス障害児・者のための情報
※職員向けの情報整理パンフも紹介し随時更新します。
※近日中に大阪障害者センターHPで紹介します。

 いずれのせよ、長期化が予想されなか、正確な情報とともに、しっかりとした対策や対応を見直していくことが大切な時期といえます。